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インテリアコーディネーターってどんな資格?合格率と難易度から必要な勉強時間まで考える。

インテリアコーディネーター難易度
目次

インテリアコーディネーターは誰でも受験できる民間の資格

インテリアコーディネーターの資格は、インテリアコーディネーターの職務から、インテリアに関するルールや基準まで、幅広く網羅されています。

受験資格は必要なく、誰でも取得できる民間資格です。インテリア産業協会が認定するインテリアコーディネーター資格は、受験者が顧客の要望をもとに照明や家具などの室内装飾品を選び、インテリアの提案を行うことができるようになる資格です。受験に明確な資格や年齢制限はありません。

ただし、取得後の資格は永続的なものではなく、5年間の有効期限がある。資格保持のためには、登録後5年目に研修等を受け(該当する場合)、更新料を負担することが義務づけられています。

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インテリアコーディネーター資格試験の合格率と受験者数

一次試験受験者数合格者数合格率
2021年度9,640人3,166人32.8%
2020年度7,908人2,693人34.1%
2019年度6,992人2,428人34.7%
2018年度8,542人2,766人32.4%
2017年度8,202人2,541人31.0%
2016年度8,328人2,560人30.7%
2015年度8,927人2,603人29.2%
2014年度8,907人2,648人29.7%
二次試験受験者数合格者数合格率
2021年度3,951人2,334人59.1%
2020年度3,526人2,045人58.0%
2019年度3,292人1,896人57.6%
2018年度3,620人2,135人59.0%
2017年度3,417人1,931人56.5%
2016年度3,405人2,055人60.4%
2015年度3,417人2,063人60.4%
2014年度3,633人2,297人63.2%

一次試験の合格率がだいたい30%程度二次試験の合格率がだいたい55~60%程度です。

2021年度で見ると、一次二次試験の合格者数は2,334名で試験全体の合格率は23.5%ということが分かります。

インテリアコーディネーター資格試験内容

インテリアコーディネーター試験は、実務に必要な習熟度に関するテーマを扱うという意味で、一種独特な試験です。

デベロッパーや外資系企業で働くインテリアコーディネーターが、建築やインテリアに関する情報、コーディネートを成功させるために必要なことを評価します。

また、一次審査では、インテリアのトレンドやパレットの並べ方など、インテリアコーディネーターとして必要な知識を身につけます。インテリアコーディネーターの試験対策は、単に試験を突破するだけでなく、楽しみながら、日々の暮らしに役立つ情報を培うことが大切です。

受験料ですが、基本タイプ(同一年度内に一次試験と二次試験の両方の受験を希望する方※一次試験が不合格となった場合、二次試験を受験できません)は受験料14,850円(税込)で、一次試験のみを受験する方(一次試験のみを受験する方※一次試験に合格した場合でも、同一年度内の二次試験の受験申込はできません。)は受験料11,550円(税込)です。

過去3年以内にすでに一次試験に合格済みで、二次試験のみ受験する方も受験料11,550円(税込)です。

一次試験の内容(マークシートによる択一式)

  1. インテリアコーディネーターの誕生とその背景に関すること
  2. インテリアコーディネーターの仕事に関すること
  3. インテリアの歴史に関すること
  4. インテリアコーディネーションの計画に関すること
  5. インテリアエレメント・関連エレメントに関すること
  6. インテリアの構造・構法と仕上げに関すること
  7. 環境と設備に関すること
  8. インテリアコーディネーションの表現に関すること
  9. インテリア関連の法規、規格、制度に関すること

二次試験の内容(プレゼンテーション・論文(記述式))

  • プレゼンテーション・論文によるインテリア計画の提案に関すること

インテリアコーディネーター資格試験の合格率はなぜ低い

資格試験は一般的に、1次試験2次試験とある試験では1次試験では高い合格率を示します。

しかしインテリアコーディネーター資格試験の1次試験は、2021年度には23.5%(例年このくらいです)とかなり低い合格率を生み出しましたが、これは1次試験に組み込まれた学科試験の範囲が多岐にわたっていることが原因であると思われます。

インテリアコーディネーターの一次試験の内容が広範囲である理由のひとつは、この職種が様々なメンバーとの共同作業を必要とするためです。

例えば、構造的なことであれば建築士と、電気的なことであれば電気工事士と、それぞれコミュニケーションをとることが必要不可欠です。そのためには、総合的な理解が必要であり、試験範囲も広くなるのです。

インテリアコーディネーター資格試験の難易度

インテリアコーディネーターの認定試験取得(一次試験)の合格率は、一般的に22~25%です。

これは、認定試験の厳しさを評価すると、「中程度の難易度」と考えられます。

他のインテリア系や建築業界の資格試験と合格率を比較してみましょう。

スクロールできます
資格合格率
インテリアコーディネーター22~25%
二級建築士22~24%
インテリアプランナー23~27%
インテリアデザイナー非公開(恐らく30%程度)
キッチンスペシャリスト30~37%
マンションリフォームマネージャー35%程度
色彩検定(1級)30~50%
カラーコーディネーター(アドバンスクラス)62~65%

ちなみにインテリアコーディネーター資格試験の合格ラインは公開されていません。

ただ、だいたいの認定試験が合格ラインを7割程度にしていることが多いことから、目安として7割以上の正答率を目指すことをおすすめします。

インテリアコーディネーター資格試験に必要な勉強時間は

インテリアコーディネーター資格試験に合格するためには、一般的に約200~300時間の学習が必要と言われています。

一次試験で約150~200時間、二次試験でさらに100時間程度の学習が必要です。特に一次試験は規模が大きいので、合格するためには各項目をしっかりと理解することが必要です。

多くの教育機関や通信教育ではインテリアコーディネーター資格試験の勉強に6ヶ月間という期間を設けています。

基本的な計算では、その6ヶ月の間に200時間のカリキュラムを完了するには、毎日約60分、300時間のカリキュラムを完了する場合は毎日90分以上の勉強時間を確保する必要があるということです。

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